包茎手術で陰茎がツートンカラーになることがある

包茎手術を受けたところ、陰茎がツートンカラーに変化してしまって後悔している、との悩みがあるのは事実です。本来は自然な色合いであるべき、ペニスに不自然な見た目に変化するとは、包茎手術のどのような影響が考えられるのでしょうか。

包茎出には大きく分けると環状切除術と背面切開法の2種類からなります。術後に陰茎がツートンカラーに変化してしまうリスクを抱えているのは、冠状切除術です。冠状切除術とは包皮口周辺の皮膚を(包皮輪)の一部を切除し、亀頭を露出させるという手術のことです。

この手術はあまり気味の皮膚を切除することで、効率的に包茎状態を改善させることが出来ますが、これまで内側に隠れていた皮膚の一部を露出させるという特徴を持っています。外側部分は肌着にかくされてはいても外部に露出しているので自然な色合です。しかし内側の皮膚は露出していないので白っぽい色をしています。そのためツートンカラーになる場合があるわけです。

包茎手術で後悔しないためには

包茎手術のなかでも冠状切除術を選択すると、あまった皮膚を取り除く反面、これまで内側だった皮膚を露出させて再建するので、どうしてもツートンカラーになりやすくなります。

永続的に変化してしまうのかと不安になるのはもっともですが、一般的には露出されることで皮膚の色は徐々に馴染んでいくので、時間経過に従ってツートンカラー状態は改善されていきます。とはいっても色味の回復や安定には個人差があるので、一概には言えません。

この点は男性機能回復などのメリットが大きければ、多少は色の変化は気にならない方もいますし、一時的にせよツートンカラーになるのは心理的に受け入れられないという方もいらっしゃいます。包茎を改善することと、ツートンカラーのリスクを踏まえれば、背面切開法など他の術式を選択するのも一案です。ただ背面切開法では術後の変化が想定どおりに行かない可能性もあり、医師とのカウンセリングのなかで術式を決断することが必須です。

まとめ

包茎手術のなかでも冠状切除術を実施すると、陰茎がツートンカラーに変化してしまう場合があります。これはあまった皮を切除する変わりに、内側にとどまっていた皮膚組織の一部を用いて、再建を図るためです。

ツートンカラーになるのは、ある意味冠状切除術の特徴とも言えるものですが、表面に露出することで徐々に周囲の皮膚と馴染んでいきます。しかし一時的にせよ色合いが変化するのが受け入れることが出来ない方は、背面切開法など他の選択肢の可能性も探る必要が出てきます。